ストキャスティクスとは、現在値が一定期間のレンジ(高低)に対して、「買われ過ぎ」なのか「売られ過ぎ」なのかを分析したり、3本の線の位置関係から相場動向の転換点を探ろうとするテクニカル指標です。指標は%K、%D、スロ-%Dの三つから構成されます。
<基本的な見方>
一般的な見方は、20%以下は売られ過ぎ、80%以上を買われ過ぎとします。また、それらの水準で%Kライン、%Dラインがクロス(交差)すると重要な売買シグナルと言えます。
ただ、ボックス圏での保ち合いの相場であれば有効性が高くなりますが、早い振れ幅となるため、20%以下・80%以上では交差も頻繁に起こるため(=ダマシ)、注意が必要です。
スロー%Dを超えた所が、より成功率が上がる為、3本を活用した判断が基本。
<ワンポイント>
%Kラインは振れ幅が激しすぎる為、通常は%Dラインとスロ-%Dを目安に使用すると精度が高まる他、クロスが頻発する場合、信頼性が高まるため注目ポイント。
なお、ストキャスティクスにおいてもRSI同様に逆行現象は有効です。