カギ足

カギ足とは、新値足や練行足と同様に時間の概念を取り去り、相場のトレンドを捉えるために日本で開発された伝統的な非時系列チャートです。目先の細かな動きに捉われず、相場の大きな方向感を探るための指標です。価格推移を1本の線で描き、直近の高値・安値から予め定めたパラメータ以上の変動があった場合に、横線を引いて移動する書き方をします。足の形が鉤に似ている事からカギ足と呼ばれ、レンジ相場ではダマシが多くなる傾向があります。

<基本的な見方>
過去の反転したポイントを抜けると売買サインとなり、陽転換なら買いサイン、陰転換なら売りサインです。直前の肩や腰の水準を超えた段階でエントリーとなります。
ロウソク足チャートの足型分析やフォーメーション分析のような基調転換を示すパターンもあり、ダブルボトム型やダブルトップ型、三尊型や逆三尊型などがあります。考え方や見方はそれぞれロウソク足チャートとほぼ同じです。

<ワンポイント>
チャートに重ね書きをした後に、ラインを描画することでパターン分析を行うことも有効。