ボラティリティーシステム

ボラティリティーシステムとは、相場の変動率を計算し、トレンドの転換点を探ろうとするトレンドフォロー系のテクニカル指標です。売り・買いのポジションを持つ「途転」の売買システムで、7日間のトゥルーレンジの平均を目安に、その3倍程度動けばトレンドの転換と見るものです。3倍以内であればトレンド維持。

<基本的な見方>
SARの転換を目安に売買するのが基本。ただ、保ち合いの相場付きの場合、仕切りのタイミングで損失を計上することが多くなるため、ATRの動きを併用するとパフォーマンスが上がります。ATRは相場変動の大きさを表しており、大きな動きが出た場合にはSARの転換を待たず、仕切りの判断材料となります。ピークとなる動きが出てくると波動の転換に繋がるため、重要な指標です。

<ワンポイント>
トレンドフォロー系のテクニカルだけに、動きが鈍い相場付きの場合、定数を3倍から2倍に変更すると良いでしょう。