さ行

財政収支(ざいせいしゅうし)
法人所得税や個人所得税などの歳入と、国債の利払いなどの歳出が中心となっており、米国の指標の中でもかなり注目されている指標の一つとなっている。基本的には前年の同月値と比較されることが多い。

歳入欠陥(さいにゅうけっかん)
年度決算時に、歳入よりも歳出が多いような状態をさす。このように不足金が発生した場合には、新規の国債を発行したり、他の特別会計などを使って穴埋めする事となる。

残余財産分配請求権(ざんよざいさんぶんぱいせいきゅうけん)
株主に与えられた企業に対する権利の1つ。企業が倒産、若しくは解散する時に企業が負債を全て返済し、尚且つ財産が残っている場合に、その財産の分配を請求できる権利。財産の分配は、保有株式の割合に応じて分配される。

CRB先物指数(しー・あーる・びーさきものしすう)
Commodity Research Bureau Futurers Price Index<>米国CRB社が作成、発表している指標。1967年を100とし、構成品目ごとの先物価格を指数化して単純平均し算出したもの。先物価格動向を表す代表的な指標。

CB(しー・びー)
Convertible Bond<>日本語では転換社債型新株予約権付社債(商法改正前は転換社債と呼ばれていた)と呼ばれているもので、一定の期間内に投資家からの要請があった場合には、債券購入時に決められた条件で、発行元の企業の株式に転換する事が出来る社債。

市場リスク(しじょうりすく)
市況変動などによって資産や負債等の価値が変動するリスクのこと。市場リスクには、金利リスク、価格変動リスク、為替リスクの三つのリスクがある。

住宅着工件数(じゅうたくちゃっこうけんすう)
国における月中に建設された新設の住宅戸数。発表される数値は季節調整済みの年率換算したベースとなっている。新築の家を建てると言うことは、その中で暮らすための生活必需品を新たに購入するということとなり、景気循環の面からも重要視される指標の一つとなっている。

消費者信頼感指数(しょうひしゃしんらいかんしすう)
消費者に対し、現在の景況感、雇用判断、そして半年後の景況感、雇用判断、所得に対する楽観、悲観についてのアンケートを元に作成された指数。

新規失業保険申請件数(しんきしつぎょうほけんしんせいけんすう)
米国内における失業者が、初めて失業保険を申請した件数を集計したもの。米国では失業問題が大きくなっており、為替の動向をうらなう上でも重要な指標と言える。

スイッチング(すいっちんぐ)
信託へ投資を行っている際に、現在投資している信託から、別の信託へと変更する事を指す。変更の際に手数料が掛かるものと掛からない物がある。

スウェットエクイティ(すうぇっとえくいてぃ)
技術者や発明家などの自己資金の少ない人達が会社を創業する際に、自分の発明などを出資代金の代わりにして株式を取得する方法。これによって、自分の発明や研究成果などを事業として行っていけるようになるのと同時に、事業が軌道に乗り、株式が公開できるようになれば、コストが殆どかからなかった株式を所有している創業者は大きな創業者利益を手に入れることができます。

ストキャスティックス(すときゃすてぃくす)
テクニカル分析を行う際に使われるオシレーター系の指標の1つで、高値、安値、終値を使い作成される。前回の高値、安値に対して当日の終値がどのような値位置にあるのかを数値化しているチャート。一目均衡表などと併用する事が多く、ボックス相場などで有効とされています。

ストラングル(すとらんぐる)
オプション取引の戦略の一つで、権利行使価格の異なるコールオプションとプットオプションの売り買いを同時に行うことを指す。異なる権利行使価格のコールオプションとプットオプションを同時に買い立てる事をロング・ストラングルと呼び、逆に売り立てる事をショート・ストラングルと呼ぶ。

政策投資(せいさくとうし)
企業が株式を売買することによって利益を得ようとするのではなく、その株式を保有する事によって事業面でのプラスや、相手との関係強化などを目的とする投資。

製品輸入比率(せいひんゆにゅうひりつ)
輸入総額から食料品、木材、鉄鉱石、燃料などを除いた品目が輸入総額に占める割合。日本は天然資源に乏しいため、海外からの輸入総額のほとんどが原油や天然ガスだったが、80年後半になると急速に円高が進み、製品輸入の割合が51%前後と膨らんだ。

政府経済見通し(せいふけいざいみとうし)
翌年の日本経済の動きを政府が予測して発表するもので、経済の先行きをうらなう上でも重要な材料となる。

整理商い(せいりあきない)
買われたものはいつか売られ、売られたものはいつか買い戻されるため、買って(売って)いるポジションを一回仕切り、ポジションを減らすこと。<>【同意語】調整

責任開始期【年金・保険関連用語】(せきにんかいしき)
保険や年金などの契約を行った際に、その契約が有効となる期日のこと。

セクターファンド(せくたーふぁんど)
投資信託の1つで、産業や材料ごとに分類された銘柄の集まりをセクターと呼び、そのうちの1つを選んで投資を行うファンド。

設定日【投資信託】(せっていび)
投資信託などで投資を行う際、実際に運用を始める日のこと。

先駆株(せんくかぶ)
相場が上昇し始めた時に、同業種の株価に先駆けて上昇していくような株式。

全国銀行貸出残高(ぜんこくぎんこうかしだしざんだか)
銀行による企業や個人に対する融資の残高を集計したもの。景気が良くなってくると資金需要が増えるため貸出残高が増え、不景気になってくると資金需要が低迷するために貸出残高は減ってくることが多い。

全値押し(ぜんねおし)
相場の動きで、一旦上昇した相場が元の位置まで戻ってくる事を指す。上昇した半分の値位置まで戻ってくる事は半値押し、若しくは半値戻しと言う。<>【同意語】往って来い

選別買い(せんべつがい)
投資家が投資を行う際、自分で決めた基準に合う株式の中で一番内容の良い物を選んで購入すること。

総合課税(そうごうかぜい)
所得者が、多方面から所得がある場合に、1つ1つの所得に対して課税するのではなく、全ての所得を合計した合計額に対して課税される方法。

増資(ぞうし)
設備投資や運転資金などを増やす事を目的として、企業の資本金を増やすこと。

相場操縦(そうばそうじゅう)
自分の利益のために、「仮装売買」や「馴れ合い売買」を行い、相場を人為的に動かすこと。証券取引所法によって禁止されている。

ソブリン格付(そぶりんかくづけ)
国が発行する国債に対する元利払能力を評価、格付けしたもの。

ソブリン債(そぶりんさい)
各国の政府によって発行された国債などの債券。