RSI、ワイルダーRSI

RSI(相対力指数)とは、全体の値動き幅に対する上昇幅がどの程度の比率となっているかを指数化したもので、相場の強気度合いを表し、「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断しようとするテクニカル指標です。天井や底の判断、転換時期を探るのに有効。
ワイルダーRSIも同様に、強弱を判断するオシレータ系テクニカル指標となりますが、若干計算式が異なるため、ラインが異なります。
パラメータの目安は、短期線(7本)、中期線(14本)、長期線(42本)です。

<基本的な見方>
値位置の違う相場水準を判断するのに大変役立ち、70%以上は買われ過ぎ、30%以下では売られ過ぎ、40%-60%が中段保ちあいといった意味合いになります。
数値は100%に近いほど買われ過ぎ、0%に近いほど売られ過ぎと言えますが、現実的には20%-80%位での推移が多くなり、上下動を繰り返す動きとなるテクニカル指標ですので、売られ過ぎた水準で買いスタート(または仕切り買い)の目安となり、逆に買われ過ぎの水準で売りスタート(または仕切り売り)すると良いと言えます。
但し、強い相場の動きを演じている場合、例えば上昇時であれば、40%-80%位の推移となり、下降時には20%-60%位の推移が見られます。この際、中段の位置が売買の目安となりますので注意が必要です。

<ワンポイント!>
短期線と中期線の二本を組み合わせて、交差(クロスオーバー)する局面で新規売買の目安にしたり、追加建玉の判断や分割して仕切り処分をする際の目安にすると有効です。
また、実線の推移と、RSIラインの方向が反対を向く(=逆行現象)は、トレンドの転換を暗示することもあり重要なサインです。