練行足

練行足とは、カギ足や新値足と同様に時間の概念を取り去った非時系列チャートの一つで、相場の大きなトレンドを捉えるために開発されたトレンドフォロー系のテクニカル指標です。一定の値幅を決め、その値幅以上の動きがあれば書き加えられます。
レンジ相場ではダマシが多くなる傾向があります。上方に転換した場合に、足を斜め上に書き加え、下方に転換した場合には下方に書き加えるため、チャートの傾きと常に一定となる特徴があります。

<基本的な見方>
上方に陽転換すると買いサイン、下方に陰転換すると売りサインと判断します。
練行足はトレンド転換が確実となってから転換するため、トレンド形成時には有効性が大変高くなりますが、レンジ相場ではダマシが多くなる傾向がありますので、2手目を待ってのエントリーが無難。
ダマシを軽減するためにはパラメータを長くすることで対応もできますが、そのぶん転換ポイントが遅くなり反応が鈍くなることから、複数のパラメータを確認しながら、銘柄にあったパラメータを見つけていくと良いでしょう。