エンベロープ

移動平均系のトレンドフォロー型テクニカル指標で、移動平均線から一定の幅や割合を持たせて上下に乖離させた線を引いたものです。実際の値動きが移動平均線から乖離しても、いずれは移動平均線に戻るという考え方から開発された指標です。
移動平均線を中心として、上方に引かれた線をエンベロープ上限、下方に引かれた線をエンベロープ下限と呼び、この三本の線を利用して分析を行います。
移動平均と同様にボックス相場では有効性が低いと言われています。

<基本的な見方>
実線がエンベロープ上限に近づくと反落する可能性が高いとして売りサイン、実線がエンベロープ下限に近づくと反騰する可能性が高いとして買いサインと判断します。また、エンベロープ下限をサポートライン、エンベロープ上限をレジスタンスラインとして、目先の値幅予測にも使用されます。