サイコロジカルライン、値動きサイコロジカルライン

サイコロジカルラインとは、12日間の値動きのうち前日比プラスを勝ち、前日比マイナスを負けとして何勝何敗だったかの勝率を示す事によって、相場が「買われ過ぎ」なのか「売られ過ぎ」なのかを心理的に判断しようとするテクニカル指標です。
行き過ぎ感を図る目的がメインとなり、投資家の行動パターンの参考になります。
サイコロジカルラインでは、前日比プラスといっても0.85円安の日もあれば2円安の日もあり、実際の強弱感とは多少かけはなれる事があります。そこで、サイコロジカルラインに値幅面を考慮した指標が値動きサイコロジカルラインです。上昇・下降といったRSIの要素を取り入れた指標ですので、より実践的です。

<基本的な見方>
75%以上(9勝3敗以上)の相場は買われ過ぎとなり、売り場探しの判断に繋がります。  
逆に、25%以下(3勝9敗以下)の相場は売られ過ぎであり、買い場探しの判断に役立ちます。
パラメータの設定期間は12日とした場合、滅多にサインがでないので、期間を9日間や6日間とすると反応も出易くなります。 
 
<ワンポイント>
相場動向の山・谷の動きに合わせ、サイコロジカルラインのパラメータを変更することで、その時々の動きに合わせていく事も一法です。
また、トレンドフォロー系の補助指標として活用すると良いでしょう。