あ行

ISM製造業景気指数(あい・えす・えむ)
米サプライ管理協会(ISM)が製造業を営む350社にアンケート調査を行い、一ヶ月前と比べて「良い」「悪い」「同じ」の三者択一の回答を元に作成したインデックス。景気転換の先行指標とされることから注目度は高い。

アジア通貨危機(あじあつうかきき)
欧米の投機筋が短期資金をアジア市場から一斉に引き上げたのが原因とされているが、これによって1997年にタイのバーツが急落。これをきっかけに韓国などアジアの金融機関が破綻し、経済の混乱が起こった。これをアジア通貨危機と呼んでいる。
あめっくす AMEX
American Stock Exchange<>日本語ではアメリカン証券取引所と呼ばれる米国の主要証券取引所。

ETF(いー・てぃー・えふ)
Exchange Traded Funds<>日本語では株価連動型投資信託受益証券と呼ばれている証券。特定の株価指数と連動することを目的に運用される投資信託。TOPIXや日経225株価指数などの特定の指数と連動して価格が動くため、損益の把握がし易い。

移管(いかん)
投資家の判断において、投資家が証券会社に預けている株券を直接他の証券会社に預けなおす事を指す。

医療費控除(いりょうひこうじょ)
所得税の算出を行う際、一年間に支払った医療費を総所得額から差し引いて計算することが出来る制度。医療費の上限は200万円までとなっている。

運用報告書(うんようほうこくしょ)
投資信託に投資している投資家に、決算期末ごとに運用会社が交付しなくてはならない報告書。これには期間中の成果や騰落率、単位あたりの費用明細などが記載されており、投資家の判断材料となる。

ABCP(えー・びー・しー・ぴー)
Asset Back Commercial Paper<>日本語では資産担保コマーシャルペーパーと呼ばれており、売掛債権を担保として、企業が公開市場において発行する無担保の約束手形。
えきまわり 益回り
株価の水準を計るために用いられるもので、株価を一株当たりの税引き利益金額で割ったもの。同業種の平均や、同業他社などと比べて分析されます。

エクイティ・ファイナンス(えくいてぃ・ふぁいなんす)
企業が資金の調達を、株式の発行によって行うこと。<>【反対語】デッド・ファイナンス

エコ・ファンド(えこ・ふぁんど)
投資信託の一つで、投資対象を選定する際に業務内容だけではなく、その会社の環境問題への取り組みも選定材料の一つとして見る投資信託。

SQ(えす・きゅー)
Special Quotation<>日本語では特別生産指数と言い、株式先物取引や株価指数オプション取引において、満期日決済に反対売買を行わず、清算する時に使われる指数。各限月の第二金曜日に、各指数の構成銘柄の始値に基づいて算出される。

ESOP(えそっぷ)
Employee Stock Ownership Plan<>日本の従業員持株会と同じような制度で、従業員に対する報酬の一環として、自社株を有利な値段で購入する事ができる制度。日本の持株会との相違点として、基本的に退職するまでは引き出す事ができない点があげられる。

M&A(えむ・あんど・えー)
Merger and Acquisition<>Mergers(合併) and Acquisitions(買収)の略です。企業が、新しい分野へ進出したり強化することを目的として、その分野の企業を買収、吸収すること。

エリオット波動(えりおっとはどう)
米国の株式市場研究者のエリオットが発表した株価の波動法則で、テクニカル分析の代表的な一つとなっている。上昇波動は5つの連続した波動によって形成されており、その後は3つの下降波動が形成され、トータル8つの波動で1つのサイクルと見る法則。

縁故債(えんこさい)
債券の発行元の団体と縁故の関係にある企業や投資家などに取得してもらう債権。

エンジェル(えんじぇる)
創業間もないベンチャー企業に対し、資金提供や経営アドバイスを行う個人投資家のこと。ベンチャー企業は信用力が低いため、資金の調達に苦労する事が多く、そういった者に対して資金を提供する事が、企業側から見ると天使に見えることからエンジェルの名前が付けられたとされている。

エンジェル税制(えんじぇるぜいせい)
ベンチャー企業に対し、積極的に投資を行ってもらうため、平成9年に創設された特別税制。内容としては、投資家が特定のベンチャー企業の株式を購入し、その株式を売却する際に利益が生じた場合には、当該利益を1/4に圧縮でき、損失が生じた場合には、当該損失を3年間にわたって繰越できる課税の特例制度のこと。

大型株(おおがたかぶ)
発行済み株式が2億枚以上の株式をさす。

お化粧買い(おけしょうがい)
企業の決算期である3月・9月に、貸借対照表上の資産を多く見せるため、企業が保有有価証券の買い注文を出すこと。

オシレーター(おしれーたー)
オシレーターとは相対的弱気指数とも呼ばれ、テクニカル分析を行うときに使われるテクニカル指標の一つで、価格の変化率を示す指数のこと。買われ過ぎ売られ過ぎを示すもので、RSIやストキャスティクスと同様。

オシレーター系指標(おしれーたーけいしひょう)
日々の値動きから相場の強弱感を表すチャートの総称。ストキャスティックスやRSIなどがこれに当たり、ボックス相場の時に有効とされている。

OPEC(おぺっく)
Organization of Petroleum Exporting Countries<>国際原油価格の安定などを目的として設立された石油輸出国機構で、現在サウジアラビアやイラン、イラクなど11カ国が参加している。1バレル当たり22~28ドルを目標として生産量が調整されている。OPECは、1970年代の最盛期には世界の原油生産の約70%を占めていたが、近年は約40%へ低下している。